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お正月のお薦め映画 

レ・ミゼラブル(英国映画) 上映時間158分

全編を彩る「歌」に圧倒される2時間38分です。
監督は、一昨年『英国王のスピーチ』でアカデミー監督賞を受賞したトム・フーパー。
斬新なアイデアと映像設計で見事な作品となりました。多分後世に語り継がれるミュージカル映画だと思います。
 
フランスの文豪ヴィクトル・ユゴーの大河小説『レ・ミゼラブル(邦題は、ああ無情)』は、1個のパンを盗んだだけで19年間も投獄されたジャン・バルジャンの生涯を描いた物語で、これまで数回映画化されていますが、1985年には舞台劇としてロンドンでミュージカル化され大ヒットしました(現在もロングラン中。日本でも帝国劇場で上演されています)。
そのミュージカル舞台劇を映画化したのが今回の作品です。もとが舞台劇ですから、原作の中の人間ドラマを特に凝縮した内容になっています(その分、ストーリーは余分な説明は省き、簡略化されています)。
大変奥の深いドラマで、人間が生きるという事のすべてが描かれていると思います。

この映画は、最初から最後まで「歌」でドラマが進行します(全32曲)。セリフはほとんどありませんので、ミュージカルというよりオペラといった方が良いかもしれません。
登場人物は心の叫びを朗々と歌い上げます。クローズアップが多く、観客は「歌」と真正面から対峙する事になりますので少々疲れますが、素晴らしい楽曲がたくさんあって、各々がこの作品の見どころ、聴きどころです。特に、工場を解雇され娼婦となったファンテーヌ役のアン・ハサウェー(アカデミー賞取ると思います)が熱唱する「夢やぶれて」は、このシーンを見るだけで入場料を払う価値があると思わせるほどの歌唱であります。

ミュージカル映画は苦手という方も、ひとつの「教養」として是非ご覧ください。舞台は5月に日本でも帝国劇場で再上演されるようですが、チケットは1万円以上します。それが同内容を1800円(シニア割引なら1000円)で鑑賞できるのですから絶対お得です。
お正月にふさわしい映画です。お薦めします。    (私の採点は95点)

※30年前でしたら、70ミリかシネラマでロードショー公開されていた映画だと思います。豪華な映画です。できるだけ大画面でご覧下さい。

H24.12.29 上田 則夫(記)

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