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12月のお薦め映画② 

〇キャプテン・フィリプス(米) 2時間14分

 面白いです。サスペンス映画の傑作だと思います。
 ソマリア湾で米国籍コンテナ船が海賊に襲われ、船長が人質になるがアメリカ海軍特殊部隊によって4日後に救出されたという、2009年に実際にあった事件を、ドキュメンタリータッチで描いた作品です。
 最後に船長が生還できる事はわかっているのですが、とにかくソマリア人の海賊が、ハイテンションで怖いですし、臨場感たっぷりの映像に、ハラハラドキドキ、胸が痛くなりそうな緊張感がラストまで続きます。その強烈なサスペンスは『アルゴ』に負けていません。
 とはいえ単なるサスペンス映画ではありません。船長を演じたトム・ハンクスの演技が素晴らしく、また海賊のリーダーを演じた若者(無名のアメリカ系ソマリア人)の演技も大変良くて、この二人の対決が、この作品を人間ドラマとしても奥深いものにしています。
 今年度のアカデミー賞で、作品、監督、脚色、そして主演男優賞の最有力候補になる事は間違いないと思います。是非ご覧下さい。     (私の採点は92点)
                                                                                 
〇ゼロ・グラビティー(米)1時間30分

 秀作だと思います。遊泳中のトラブルで宇宙に放り出された宇宙飛行士のサバイバルを描いた映画です。
 上映時間は大変短く90分。出演者も、ジョージ・クルーニーとサンドラ・ブロックの2人だけ。しかもほとんどがサンドラ・ブロックの一人芝居です(その演技はさすがの貫禄で、アカデミー主演女優賞候補は間違いないでしょう)。
 この作品の何が凄いかといえば、宇宙空間を描いた特殊撮影です。私は、船橋ららぽーとに新しくできた、最新式の大画面(なんと縦10m×横18m。70ミリ映画を近くで見る感覚です)、大音響の劇場(スクリーン4)にて3Dで鑑賞しましたが、『アバター』以来の衝撃体験でした。映画史に残る映像だと思います。
 といっても単なる宇宙体験のアトラクション映画ではありません。シンプルなストーリーですが、人間の「生と死」を考えさせるような深い内容を持った作品です。
 「グラビティー」とは重力という意味だそうですが、ラストにその題名の意味が分かります。この作品も、上記の『キャプテン・フィリプス』同様、今年のアカデミー賞で大きな話題になると思います。
 できるだけ大画面で、そして必ず3Dでご覧下さい。  (私の採点は90点)

(上田則夫 昭和55年卒)





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