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1月のお薦め映画 

○『ブリッジ・オブ・スパイ』 (米) 2時間22分

1960年代緊迫する米ソ冷戦のさなか、ひとりのごく普通の弁護士が、不屈の信念で、人道的な「米国とソ連のスパイ交換」を、厳戒体制の東ベルリンで成し遂げるまでをスリリングに描いた作品です。
史実の映画化ですが、サスペンスドラマとして、人間ドラマとしても見応え充分。最近少々低調だったスピルバーグ監督としては久々のホームランだと思います。
『プライベートライアン』ではノルマンディー上陸作戦を、そして『シンドラーのリスト』ではホロコーストの恐怖を見事に描いておりましたが、今作も、米ソ冷戦当時のアメリカの緊迫した空気や、そしてベルリンの壁が築かれ困惑する東西ベルリン住民の混乱と恐怖を、実にリアルに描いております。

とはいえ、リアリズムに徹した硬質な作品ではなく、主人公の家庭を描いたユーモラスで、ホームドラマ的な部分もあり、妻の立場もきちんと描いておりますので、女性にも楽しめる作品だと思います。
もし時間があれば、「米ソ冷戦」や「ベルリンの壁」について、簡単に復習してからご覧になると良いかもしれません。大変良く出来た娯楽映画です。是非ご覧下さい。

(昭和55年文学部卒 上田則夫)




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