4月のお薦め映画 

〇『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』 (英) 125分 

第2次世界大戦初期の1940年5月10日、チャーチルは首相に任命されますが、その頃イギリスは、ヨーロッパ諸国を次々に併合するナチス・ドイツ軍によって存亡の危機にあり、徹底抗戦するか、あるいは屈して和平交渉をするか、首相としての決断を迫られます。この作品は、チャーチル首相が、その決断を下すまでの苦悩の20日間を描いています。

原題は「DARKEST HOUR」。暗闇の時間。その困難をチャーチルはいかに乗り越えたのか。それがこの作品のテーマで、チャーチルの伝記やイギリス近代史ではなく、あくまで人間ドラマとしてチャーチルを描いています。

とてもバランスの良い娯楽映画で、2時間、観客を飽きさせません。ストーリーは単純でわかりやすいし、映像は絵画のように重厚で美しく、音楽も巧みに盛り上げます。大変上質で、「映画」らしい「映画」だと思います。そして何よりも見どころは、ゲーリーオールドマン(アカデミー主演男優賞受賞)演じるチャーチルの造形。日本人で初めてのアカデミーメイクアップ賞受賞の快挙ですが、ゲーリーオールドマンを全く別人に変えてしまいました。これは見事です。

まさに快作です。この機会に是非映画館でご覧下さい。お薦めです。  
 (私の採点は85点)

[昭和55年文学部卒 上田則夫]






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