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8月のお薦め映画 

アルキメデスの大戦 (邦画)  2時間10分

「戦艦大和」の建造をめぐる、海軍省における推進派と反対派の攻防を描いた作品です。原作が漫画ですので、少々漫画チックですが、娯楽映画として大変良く出来た作品です。

昭和8年、巨大戦艦(当時はまだ戦艦大和と命名されていません)に反対する山本五十六海軍少将(舘ひろし)は、これからの海戦は航空機の戦いで、「戦艦」よりも「空母」の建造をすべきだと訴えますが、巨大戦艦を作りたい推進派は、建造費に、空母より安い見積額を提示して対抗します。
追いつめられた山本五十六は、あまりに安い見積額に不正を感じ、帝国大学出身の天才数学者櫂直(菅田将暉が好演)を雇い、巨大戦艦の建造費用の再積算を命じます。タイムリミットは、決定会議までの2週間。しかし、戦艦の関連資料はすべて海軍の機密事項で閲覧できず、しかも彼は船舶の建造については全くの素人。はたして任務を遂行できるのか…。

この作品は戦争映画のように思われるかもしれませんが、戦闘シーンは、映画の冒頭で、戦艦大和が米軍の航空機に攻撃されて沈没していく場面だけで、後はほとんど室内劇です。クライマックスは決定会議での白熱した弁論戦。戦争映画というより、戦争を題材にしたサスペンス映画といったほうが良いかもしれません。
とはいえ、冒頭の、戦艦大和沈没シーンは大迫力です。最先端の特撮技術を駆使したこのシーンだけでも、この作品を見る価値があると思います。

出演は、菅田将暉 舘ひろし、國村準、橋爪功、田中泯、柄本佑、笑福亭鶴瓶、浜辺美波
監督、脚本は、特撮が得意の山崎貴(『ALWAYS三丁目の夕日』、『永遠のゼロ』)。

戦闘シーンが少ないので、戦争映画が苦手な人も大丈夫です。夏休み映画にふさわしい、老若男女が楽しめる好作品だと思います。
   
[昭和55年文学部卒 上田則夫]







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